私が札幌国際芸術祭2017の作品展示を終了した理由

 



 先にゲストハウスやすべえが札幌国際芸術祭2017の展示を終了したことをみなさまにお伝えしました。
 
 こんな素晴らしいイベントに参加させていただき光栄ではありましたが今回開催中半ばではございますがやもなく終了ということになりました。

 今日はなぜ札幌国際芸術祭の展示を終了するに至ったのかをご説明させてください。
 (補足説明:ゲストハウスやすべえは現在札幌で開催しております札幌国際芸術祭2017の中の企画の一つ『アートは旅の入り口』に参加しており、そのアート作品がやすべえに展示しておりました。詳しくはこちらをどうぞ アートは旅の入り口ホームページ

 終了した理由は一つではなくいくつもの事象が重なって辞退という形になりました。それはこの札幌国際芸術祭の展示準備から始まりました。7月の下旬、札幌国際芸術祭の作品準備が本格的に始まり、まず初めに作品をやすべえに制作するにあたりどういうものを作るのか?どういったテーマでどういったコンセプトで作られるのか?といった制作前のブリーフィングやミーティングなどの打ち合わせは一切なし(っていうかそもそもの話になりますが、どこのゲストハウスにどのアーティストさんが作品を作るか選定するマッチングの話さえ言われない、知らないままこの日を迎えました。事後承諾でやすべえさんはこのアーティストさんですといわれその方の作品を一度もみることなくことはすでに決まっていました)ただ一度だけ制作がすでに始まっている制作中に完成予定図のA4の紙一枚を見ささせていただきまして、それはやすべえの正面玄関周りを水がぐるぐる回る水のピタゴラスイッチのようなものでした、それもぱっとみただけの立ち話5秒で終わりでした。
 そして、私の休日明け1日おいてやすべえに出勤してみると、最初に見た完成予定図とは全く異なり水を流す装置は最初にみた完成予定図の三分の一以下の規模、そのかわりに完成予定図にはなかった(もちろん一言も聞いていない)マネキンの頭に草や花が植えられてるものが3つ4つおいてありました。最初にみた予定図と違うやんけーーーって思いましたが、でも作品だしアーティストが作るものだから完成予定図とは違っていくこともあるかもと納得しようと思ったのですが、そこから日数を重ねるごとにマネキンが5つになり7つになり気づいたら12つほどのマネキン軍団がやすべえの前を占拠しそうこうしているうちに作品制作は続き、今度はバックや地球儀に雑草が生えたオブジェクトが置かれたり、メインの水のピタゴラスイッチは予定の四分の一以下、水の流れる装置のポンプになぜか天狗のお面、そしてメダカという生き物までおかれました、最終的にはなんていうか感覚のアーティストさんだし最初に見せてもらった完成予定図と完成作品が作っているうちに変わっていったよねっていうレベルの話ではなく私に一瞬だけみせてくれた完成図とは全く別の作品になっていました、ここまでいくと詐欺といっても過言ではないくらいの変わりようです(最初の完成予定図といくら変わってもいいけど変わることをなぜ言わないのでしょうか?)札幌国際芸術祭の実行委員会のスタッフに不信感がわいたのはいうまでもありません(ここまででもやっぱり作品に対するアーティストのコンセプトや想いなどの説明が一切ありません)完成してから芸術祭の開催日(8月6日)より前、作品制作中のこの段階でやすべえの前を通る人々の声が『きもちわるーい』とか『サイコパスみたい』とか『やばくない?』という声を私の目の前でされて作ってもいない私がショックを受けましたが、一度引き受けた札幌国際芸術祭ですし乗りかかった船でなにかの縁で一緒になったアーティストさんなのでこのアート作品を少しでもみなさんに理解してもらおうとやすべえ流にアーティストを紹介したり作品をおもしろに変えて馴染みやすくみなさんに知ってもらおうとやすべえブログで紹介したりと努力してました。

 正直私は芸術についてよくわかりません、アートとはおそらく作品自体に良い悪いなんてなく今回のやすべえに展示することになった作品もマネキンだろうと水だろうとアートいう側面でみるとアーティストからの意図がありメッセージ性がありなによりも伝えたい想い表現したい形があるのでしょう。やすべえを担当したアーティストが自分を表現する上で作ったアート作品、私はこの作品を評価や批評するアート評論家じゃないしそもそもアート作品って100人いたら100人良い感想でも悪い感想でも違った感想や意見が100あるのがアート作品だと思うので作品自体にあーだこーだいうつもりはありません。ただ私がいいたいのは作品自体の感想の話ではなくそのあとのこと、そのあとというのはこの作品を作った後の管理やメンテナンス、運営のことです。こういった作品(モダンアートというらしいです)は絵や彫刻、写真などの作品と違って置いて飾って完結する作品ではなく、草だって生えてるし花だって咲いてるし水やりどうする?ポンプの水の管理はどうする?メダカの餌やりはどうする?雑草が枯れちゃったんだけどどうする?などなどの管理があります。アーティストや芸術祭のスタッフは作った後のこういった管理は必要だということは制作しているときに、いやそのもっと前この作品を作ろうと企画したときに絶対にわかっているはずなのに、ついには芸術祭開催の2日前に私のほうから
 
 カワイ『この草花の水やりやポンプの水の量などの管理は誰がするんですか?』
 
 芸術祭スタッフ『いやーそれはえーーっとですねーー・・・・』
 
 アーティスト『そういったことを考えると守った作品にしかならないので。』
 
 っていうことしか言わず開催2日前なのに芸術祭2ヶ月間の開催期間中、この作品のメンテナンスや管理を誰がやるということを決めない、わざとなのかどうなのか知らんけど考えようともしない。結局開催した8月6日の時点で明確に誰がなにをやるかあやふやのままスタート、結局というかやっぱりというかいろいろあって結果的に水やりやメダカの水、ポンプの水の量っていうか管理のほぼ全部を私がやることになりました。アーティストに限ってはなぜか芸術祭には全くの無関係であるやすべえの隣の家の方に作品の水やりをお願いする始末、お前それはまじでやめろって。このころになると私も終始この芸術祭のスタッフにストレスを感じてきて(この他にもいろいろ本当にいろいろありまして)このままだとお互いの関係性によくないしまだ始まったばかりでこれから札幌国際芸術祭はまだ2ヶ月もあるんだから一度リセットして誰がなにをやるとか誰がメンテナンスにきてとかちゃんと文章化してお当番表作りましょうよと提案しました(なんで俺からこんなこと提案しなきゃいけねーんだよ、普通そっちからしない?と思いましたが)芸術祭のスタッフさんとそのようにお話しどれくらいでできますか?と尋ねたら『2、3日でできます』と。念を押してしつこいかもしれませんが3回は同じ質問をしました。彼はいいました『2、3日でもってくる』と。うんでもってきたのは1週間後です。断っておきますが私は別に公務員のように締め切り日にめちゃんこうるさいわけじゃないです。ただのお当番表ですしもう誰がなにをするかわかっているし遅れてもいいんです。ただそれはあくまでお互いの信頼関係ができてこの人だったら遅れてもしょうがないよねとかお互いがお互いにいい距離感の信頼関係にある場合であって、念を押して2、3日で持ってくると言ったのに前からいろいろ言ってるのにもかかわらずに自分から2、3日って言っといて遅れるってどういうこと。しかもその間『すみません遅れるかもしれません』って連絡も一切なしってどういうこと?細かいかもしれないけど初めて一緒に仕事をする者同士でしかも業種も違う者同士、最初のそういう約束を守らないってどうやってその人のことを信頼したらいいの?っていうかこれだけじゃなくて思い起こしてみるとこれ以外にもルーズなこと(時間的にも仕事的にも)が多々ありました。それが積み重なったら信頼なんて生まれるかい?日時を守らないってよりも約束を守らないっていう行為が信頼できないよね。
 誤解があるようだからいうけど、私は別に作品の管理やメンテナンスをやるのがヤダって言ってるわけじゃないのです。やるならやるでちゃんと最初の段階、作品を制作する前にこの作品について説明してこの作品はこういう作品だからこういう想いで作品を表現したいので水やりとかの管理をお願いできませんか?っていう打ち合わせをやすべえに作品を制作する前に前もってするのが作品を作る側の筋であり、いまのいままで作品についての説明が全くなしで2日前にアーティストや芸術祭のスタッフに私から『できたあとの開催中の管理はどうするんすか?』って聞いたら芸術祭のスタッフが『水やりお願いしま~すチーース』っていうのはおかしいんじゃねーかって話。どのゲストハウスがどのアーティストさんになるかの選定の話もなく、作品制作の打ち合わせも前もってしない、作品についてなんの相談もしなくて謂わば勝手に作って勝手に置くんだったら水やりもメダカのえさやりも作品の管理、メンテナンス、運営はこっちに迷惑がかからないよう全部芸術祭のスタッフさん側がやってください。それからこの作品を維持する電気代や水道代の話を全くしないし(私から聞いたらようやく芸術祭に請求してくださいって言っただけ)ちゃんと動いているか動作不備がないか草花が枯れてないか1週間に一度とかメンテナンス管理担当は芸術祭の関係スタッフはチェックにくるのですか?って芸術祭のスタッフに聞いたら『しなきゃいけないんですけどねぇー』って言ったきりでそこから何もなし。ようするに壊れたり動作不良になったら私が芸術祭のスタッフさんに電話してそこから修理するという後手の発想。この人たち本当にこの作品を大事にしてるのか?と思いました。
 芸術祭のスタッフの不信感がマックスになったのがそれから幾日か経った後、作品(マネキン)にいたずら事件が発生したときです。具体的には外に飾ってあるマネキンが逆さになる、隣の工事中のショベルカーの上にマネキンが移動している、マネキンとマネキンの間にゴミが挟まっているなどがありました、もちろんその旨を芸術祭のスタッフさんに相談しましたが『なんとかしなきゃいけないんですけどねぇー』っとそのあと3日間音沙汰無し(結局撤収日まで何にもしない、カカシかお前は)おいおいおいお前は一体うちがどの状態になったら動いてくれるんだい?っていうのはブロークンウィンドウ現象じゃねーけど、いまはマネキンの移動程度のいたずらですんでるけど、これが徐々にエスカレートしていって作品が道路に散乱されたり、隣近所にマネキンをぶん投げられたり、スプレーでペイントされたり、もっと大ごとになったらどう責任取るんだい?そうはならないとお前は言い切れるのかい?と相談してもなんの対応もしない芸術祭のスタッフにはもう不信感以外なんにもなくなりました。一度この芸術祭のスタッフさんに『アート関係者ってみんな時間にルーズなんですか?』と尋ねたところ『それを言われると耳が痛いです』って。耳が痛いなら約束守れよ。いい大人なんだからさ。

 同じようなやりとりがこの芸術祭のスタッフさんとありましたが、ただこの芸術祭のスタッフさんの対応ややりとりで今回の札幌国際芸術祭を辞退しようと決意したわけではありません。たしかに芸術祭のスタッフさんとのやりとりはオイオイコノヤローっと思うところは多々ありましたが別にそれだけでやめてやるーってことはなく(ムカついたからやめるってガキじゃねーんだし)なによりもすでに何万部って刷っているポスターやパンフレットなどでやすべえが紹介されているわけですしこのアーティストさん自身もいい人で個人的に好きですし芸術祭のスタッフさんと私との認識違いや仲違いで札幌国際芸術祭を辞退するなんてありえない、仮にこのままいってこの芸術祭のスタッフさんとマジの大げんかになって一言も話さなくなったとしても辞退することはないでしょう。逆を言えばそれ以上のことが起きてポスターやパンフレットに紹介していただいたことを加味しても辞退を決意することが起きたということです。その理由は2つです。

 『ご近所さんとの軋轢』

 『常連さんの損失』

 です。

 説明する必要はなく容易に想像できると思いますが、まずは『ご近所さんとの軋轢』についてご説明させてください。芸術祭が始まって10日ほど経ったころです、仲良くさせてもらっているご近所の八百屋の女将さんから
 
 『あんちゃん大丈夫かい?』

 と言われました。八百屋の女将さんのお話を要約すると、急にやすべえにマネキンだかメダカだか水の装置ができて回り近所のみんな怖がってるよ、特にマネキンは本当に怖くて夜やすべえの前歩けないよ、あんちゃんが全部作ったんだろ?ってことになっているとのこと。これは芸術祭の作品ですよと説明しても近所の人がそんなのわかるわけないでしょ?全部あんたが作ったことになっていてあそこ大丈夫?ってことに近所中でなっているよあんちゃん、とのこと・・・・・そうなっちゃうよね。始まってまだ10日しかたってないのにいつの間にか悪い方に噂が広まってました。ご近所から嫌われるカフェとゲストハウスがそこでどう続けられることができるのですか?

 次に『常連さんの損失』ですが、仮に常連Aさんと常連Bさんがいるとして常連Aさんがコーヒーを飲みにきました。

 常連Aさん『最近Bさん来てますか?』

 カワイ『いえ、そういえば来ていません。』

 常連Aさん『この前あって言ってましたよ、もう河合珈琲にこれないって』

 カワイ『・・・・・』

 常連Aさん『あそこ珈琲も美味しくて雰囲気もいいんだけど最近おかしなことになっちゃってるでしょ?もう怖くていけないわって言ってましたよ』

 営業妨害、ここまでくると実質的な営業妨害。
  芸術祭のスタッフさんが常連さんに説明してくれますか?
  芸術祭のスタッフさんがやすべえのご近所を回って札幌国際芸術祭について説明してくれますか?
 いまさら別にいつもスタッフやヘルパーからいじられて威厳もないし柄じゃねーし自分のことをオーナーだぜとか店主だぜとかいってカッコつけるわけでも偉そうにするわけでもねーけど、けどさ、俺はやすべえの責任者としてやすべえを存続させること、それは自分の家族を生活させることとやすべえで働いてくれているスタッフにお給料を払うことを絶対のことだとしております。この作品を展示してまだ10日ほどの現時点ですでに近隣住人たちとの軋轢や常連さんの損失という実質的な損害がでています、これからの芸術祭あと2月間この作品をやすべえで展示するとしたらそれはどこかで私の手に負えないとんでもない事態になってしまう。それはやすべえの存続を脅かす事態になりかねない、少なくともそれが発生してしまう可能性があると判断しました。ここで誰かがストップをかけないといけない、そしてストップをかけるのはやすべえの責任者である私以外になく今回の札幌国際芸術祭を辞退させていただくことにしました。辞退する旨を芸術祭のスタッフさんに話したところ『別の作品でできませんか?』というオファーをいただきましたが、先にお話したとおりこの芸術祭のスタッフさんが自分でいった2、3日でできるって言ったお当番表でさえ遅れるって連絡一つしないで1週間かかる人だし、仮にいまからあなたがアーティストさんに話して作品を練り直してアーティストさんかあなたがやるとしてどのくらいの時間がかかるの?それこそ芸術祭終わっちゃうんじゃない?なによりももうこの芸術祭のスタッフさんを信用することはできないので違う作品を置くという代替え案はお断りさせていただきました。

 札幌国際芸術祭の辞退についての後悔はありません、ただ一つ、本当に一つだけ札幌国際芸術祭の辞退にあたって本当に申し訳ないと思うことはやすべえまでわざわざご足労いただき東方悠平作品を楽しみにしていただいた方々、その方々の中には遠くから来た方もいたでしょう、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。誠に申し訳ございませんでした。逆をいうとそのことでずっと辞退することをためらっていままで展示しておりました。現に東方悠平作品を見に来る方々はたくさんおります。作品を撤収した今もやすべえに東方さんの作品ありますか?という方が来られます。こんな結果になってしまって私自身も本当に残念です。

 正直な話、私も自分のブログでこんなことを書きたくないです。でも今回書かざるを得ない説明をしなければならなくなってしまった状況をみなさまにご察しいただきご理解いただければ光栄です。
 
 このまんま終わってもネガティブなことだけで全然建設的ではないので今回の出来事で教訓になったこと3つをお伝えしたいと思います。

 『事前にすり合わせ打ち合わせをしっかりしよう』
 最初にどういうものができてどういうコンセプトでどういったアーティストさんがどういった想いでその作品を作るのか?作った後にどういった管理が必要なのか?お互いどこまでだったらオッケーなのか?作る前からお互いが納得するまで話し合うことが必要だよね。

 『約束を守ろう』
 自分とは業種が違うっていうことがあるからお互いに尊重していつまでにこれをやろう!とかいつまでにこれを提出してねっていう期限(約束)は守ろう。よしんば期限が遅れても『遅れてごめんね』っていう電話一本あるだけで信頼度が全然違うと思います、小さい約束を守ることの積み重ねでお互いの信頼関係が築けていけるよね。

 『役割分担をしっかりしよう』
 だれが何をやるか決めて決まったら自分のポジション(任務)をしっかり全うしよう。

 ・・・・・ってなんでこんな小学生のホームルームでいうことを言ってんだが、お前に言ってんだよ。おいっ聞いてっか?

 札幌国際芸術祭のテーマ『芸術祭ってなんだ?』
 芸術祭ってなんでしょうか?芸術祭、そして芸術。私には芸術がなにか?は正直わかりません、わかりませんが少なくとも芸術とはアート作品がいたずらされてそれが他の人に迷惑かけて、ご近所さんから気持ち悪がられて距離をおかれ、常連さんがいなくなる営業妨害を起こすことが芸術と言うわけじゃないでしょ?もし、それが芸術というのなら芸術祭のスタッフさん、アーティストさんにその本質を問いたい。守りに入っちゃだめだ?攻めなきゃだめだ?そういうのはあなた方のやっているアートの枠内でやってください、八百屋に秋刀魚を注文すんなよ。あなたが自分のアート作品を攻めなきゃだめだと思う気持ちと同じ気持ちで俺たちはお客様に美味しい珈琲を飲んでいただき気持ちよく宿泊していただくよう日々努力してるのです。それを根底から壊すのが芸術なんですか?そこらへんはどう思いますか?今度やすべえに来たら教えてください。

 最後になり繰り返しになりますが、東方悠平作品を楽しみにしてやすべえまで足を運んでいただいたみなさま、本当に申し訳ございませんでした。札幌国際芸術祭のホームページに彼の作品の移転先、開催日時等が発表されるそうなので東方悠平作品の観覧をご希望される方はぜひチェックしてみてください。

 長文になりましたが以上がやすべえが札幌国際芸術祭を辞退した理由です。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

 これからもゲストハウスやすべえ、河合珈琲共々よろしくお願い致します。

 ゲストハウスやすべえ

 河合 康治

29 件のコメント:

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    1. ありがとうございます。大変恐縮です。いつでもお待ちしております。

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  3. ネットから拝見しました。
    常識的に考えて、客商売の店に生首のオブジェを置くのはおかしいです。
    「それはお前の常識で・・・」「表現の自由が・・・」「芸術とは・・・」という人の声が間違っているのは、ご近所さんや常連さんの声から明らかではありませんか。
    そういう主観的な批判を我慢したとしても、約束事や役割分担といった客観的な批判は免れません。
    お店と従業員を守るために毅然と対応をなさったこと、本当に素晴らしいと思います。

    札幌在住なので、いつかぜひお邪魔したいです。
    応援しています。

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    1. 大変恐縮です、ありがとうございます。いつでもお待ちしております。

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  4. 芸術祭の件で河合珈琲さんを知りました。
    大変な目に遭われましたね…。
    誤解が解けて、お客さんが戻ることをお祈りします。
    コーヒーもフードメニューもとてもおいしそうですね☆こんな形ではありますが、お店の存在を知って嬉しいです。ぜひ行きたいと思います。

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    1. 大変恐縮です。ありがとうございます。

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  5. アート関係者からの視点を提供いたします。
    アート側の観点から入り、それを展示される場所の観点。両者の断絶に大変思うところがありました。

    店主様のお店の責任者としての判断に何ら誤りがないのは確かです。しかし作家の方もまた作品のために必要なこと(店主様同様、作家にとっての「責任者として存続させること、自分の家族を生活させること、働いてくれているスタッフにお給料を払う絶対のこと」にあたります)をしただけであり、コーヒーのないカフェがありえないのと同様、既存の価値観に揺さぶりをかけないアートなど成立はせず、価値観を揺さぶるのですからそこには当然軋轢も起こりえます。

    現代社会を批判する作品が、現代社会によって恩恵をこうむる人々の心を逆撫でするように、そのアートが真にアートであるなら、軋轢は必ず起こります。店主様の文章を拝見いたしますと、大きな理由としてご近所との軋轢が挙げられていますが、これは例えば「原発批判のレコードを、レコード会社のディレクターとしては売りたいが、原発で利益を得るスポンサーの親会社が販売中止を求める」といったものと、構図自体は全く同じです。店主様の信念や美学によってでもあるのでしょうが、ご近所様や常連という“スポンサー”の意向が展示を取り下げた大きな理由であるのは残念なことでした。

    しかしこれはある一面の構図であり、それよりも別の決定的な構図があります。それは、ご近所の方や常連さんを大切にする市井の生活者と、大きな権威をかさに着て来襲するアートという構図です。このように生活者とアートが試された結果、アートにはアート作品としての最低限の強度というものが無く、また生活者(とその圏内の人々)にはアートの揺さぶりに耐えられる強度がなかったといえます。しかし同時に、店主様は生活者としての領分を守りきり、作家もアートの領分を守りきったともいえます。互いの領分を互いの信じるもので貫いたのであり、結果はどうあれ大変喜ばしいことだといえるでしょう。展示中止になったアートの方は負けだろうと考える方がいるかもしれませんが、アートにとっては発表の場がひとつ失われたことなど些細な問題にすぎません。またそれとは逆に生活者の場とは替えのきかないものであり、権威に負けず質の低い物見遊山を排除した点に大きな意味があります。アートにとっては展示場所にすぎない店舗。生活者にとっては居候にすぎないアート。このような芸術祭において、「場所」と「アート」両者の深い断絶が炙り出せたことにも大きな意義があると感じます。直島なんかをみても思うのですが、両者がそれぞれの姿勢を貫こうとしたら、仲良く両立するなんてことがありえるのかと、どっちかの我慢の上に成立しているんではないかと疑問に思っていましたので。

    なお、スタッフの質の低さは今回の件に関係ないと思われます。おそらく高くても、ケアが万全であったとしても同じことが起きたでしょう。店主様が述べられているスタッフへの不満もそのままでしょう(むしろ質が高い分、より一層不満や鼻持ちならなさが募ったであろうと思われます)。領分を守る生活者、破壊者としてのアート、横槍を入れるスポンサー=大衆、という構図がアートの現場でまたも繰り返されたことに、大変興味深いものがありました。

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    1. エセアート関係者の方、アートに迷惑なので匿名で勝手なこと言わないでください。
      作り手にはなぜこれがアートなのか説明する責任があります。展示企画の意図も説明もないままゴミを放置するのは単なる迷惑行為です。
      守りに入っちゃダメなんだったら、芸術祭なんて守られた枠のなかでやってんじゃねーよ。
      河合さま どうしようもないヤツもたまにいますが、アートを嫌いにならないでください。

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    2. 大変恐縮です。ありがとうございます。

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    3. 突然失礼いたします。札幌在住自称芸術家のsatoと申します。私も今回の札幌国際芸術祭(SIAF)に違和感を感じておりました。
      第一回SIAFでは同時期関連事業として個展を行いましたが、その際に札幌市役所の担当者の方々と連絡を頻繁に行いました。その結果、大過なくスムーズに準備から個展までを行うことができました。ところが今回に関しては、準備段階ですでに違和感を感じました。壇上のゲスト・ディレクター大友良英氏の客席にいる私への態度も失礼でありましたが、のみならず、後にあるはずの連絡がありませんでした。これはボランティアスタッフの怠慢ではないかと考えています。市役所職員では手が回らなくなり、ボランティアスタッフに任せた結果がこれなのでしょう。こりゃダメだと思い、今回はSIAFを見捨てることにしました。
       さて、芸術がなにほどのものなのか。思い違いをしている輩が多いのは、私も実感しています。偉そうな勘違い作家もいれば、関係者(ギャラリー、学生、教師なども含めて)も勘違いしている場合が多く見受けられます。私もうんざりしています。はっきり言うと頭の悪いヤツが多過ぎる。てめえらは偉いのかとイラッとさせられる。そういう者が掃いて捨てるほどいます。そのような輩に迷惑を被ることは作家である私もあります。そういう輩は私がいじめてやるとして、だがしかし、そのような迷惑が芸術界外に向けられて良いはずがありません。
       そもそもその作品は、気持ち悪いと思われなくとも、低レベルです。SIAFの関連として見せるは札幌の恥です。一札幌市民としても怒りを感じます。
       河合様の御英断は誰からも否定されるものではありません。他は知りませんが、少なくとも私は賛成します。
       乱文失礼しました。

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    4. 通りすがりの札幌市民です。

      アート関係者さんへ

      >また生活者(とその圏内の人々)にはアートの揺さぶりに耐えられる強度がなかった

      「強度」という言葉のレトリックを使って、まるで生活者(とその圏内の人々)に落ち度があるかのように印象操作されてますが、ここで言う強度ってつまり忍耐力のことですよね?
      (もし違う意味を指しているなら、抽象的で曖昧な言葉など使わずにもうちょっと伝わりやすい言葉で書いてください。)
      作品を受け入れる側に忍耐を強要しちゃいかんですよ。

      >既存の価値観に揺さぶりをかけないアートなど成立はせず

      本当に、そうなんでしょうか??

      なかにはそんなアートがあってもいいと思いますが、アーティスト百人中百人の全員が「既存の価値観を揺さぶって軋轢を起こそう」なんて考えたら、周囲の人はみんな疲れてしまいませんか?

      というか、軋轢が先でアートはその手段なんでしょうかね?

      そもそも、そのアートの原則(?)に従うなら、「既存の価値観に揺さぶりをかけないアートなど成立はせず」という価値観そのものを疑って揺さぶりをかけるべきでは?

      個人的には、昔から脈々と受け継がれている伝統的な芸術だって立派なアートだと思うし、私は好きなんですけど、それらは既存の価値観にどっぷりと組み込まれてしまっているのでアート失格なのでしょうか?

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  6. なんの関係もない第三者で恐縮ですが、あなたのそういう姿勢そのものがこの国でアートが未だに浸透しない大きな理由なのではないでしょうか。アート関係者だったらなおのこと、真摯に受け止めてほしいと感じます。

    真に素晴らしいアートは関わるもの全てを幸せにする、という理念があるからこそ、市民の生活の中と一体になった芸術祭があり得るのだと思います。

    乱文失礼しました。管理者様、不適切でしたら削除ください。

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  7. 通りすがりの札幌市民です。
    アートの善し悪しは私にはわかりませんが、常識的に考えて、最初の完成予想図と全然違ってた時点で
    店主様が作品の展示を断るのは当然の権利だと思います。
    それはそうと、コーヒーの美味しそうなカフェですね。機会があればお邪魔したいと思います。

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  8. 今回の騒動で初めて貴店のことを知った宮崎県民です。もし自分が札幌に行くことになった際は是非ともおいしいご飯を食べに貴店にお伺いしたいと思っております。
    それにしても自称「アート関係者」の恐ろしいほど底の浅い意見には愕然とさせられます。「アートにとっては展示場所にすぎない店舗。生活者にとっては居候にすぎないアート。このような芸術祭において、「場所」と「アート」両者の深い断絶が炙り出せた」などとさも成果があったかのように認識しているのだとしたら、あまりにも底の浅い、もはやアートとすら呼べない代物を企画してしまったのだと、ああ、札幌市民北海道民が汗水たらして(場合によっては物理的に身を危険にさらし)支払われた血税を無駄に食いつぶされてしまったのだとしか言いようがありません。それどころか、もしこれをカッティングエッジでコンテンポラリーなアートの方法論だとスタッフや生徒に教えているのだとしたら、21世紀の日本のアートはなんとガリガリに痩せた表現になってしまったのかと情けない気持ちになります。まぁ、まさか違うとは思いますが、その程度の認識でどこぞの大学の教授等の肩書を名乗っているのだとしたら?いやはやちゃんちゃらおかしい話です。
    物事はそのように単純に二分法で捉えられるものではありません。私は平和を愛しており芸術の最高度の自由を尊重しております。そして最強度にハードコアかつグロテスクかつ淫乱な表現にさえ発言の場を与えないといけないと考えております。しかしそれは、その表現を「鑑賞する意図がない」人々に不快感を与え、危害を感じさせ、人々の経済活動を停滞させるのであれば、もってのほかの代物だと言わざるをえません。

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    1. 大変恐縮です、ありがとうございます。

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  10. 先ほど投稿は、個人名を入れてしまったので削除しました。
    お騒がせしました。
    東浩紀さんのtwitterからきました。
    地方で作品制作をしているものです。
    芸術祭のスタッフの質の低さについては、嫌という程
    経験しております。心中お察しいたします。
    作家の怠慢も、看過できないものですね。
    本人もあまり分かっていないでしょう。実は、、、
    撤去要請でなく、辞退という決断はを取られたということで、非常に真摯で、
    思いやりのある対応だと思います。
    こういったトラブルで、アートの何かが明らかになったと言ってしまうのが、芸術関係者という人たちです。
    札幌に伺う機会があればお邪魔したいと思います。
    長文失礼しました。
    maeda

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  11. ウィッグの頭を切断し中に土を入れ草花を植えたのは「多重人格探偵サイコ」という漫画の影響、と言うより模倣に限りなく近いですね。
    私もその漫画にハマっていた当時、全く同じ事を自宅のベランダでやりました。
    展示の内容云々以前にアーティストとしてよく恥ずかし気もなくパクリ作品を出せたなと、そちらに驚きました…

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  12. 話を簡潔にした方がいいし、マネキン写真があなたの作品だと誤解されかねない、マネキン作ったやつはしてやったり!愉快犯でしょう

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  13. コメント失礼いたします。

    今回の貴殿の判断、全面的に支持します。

    芸術祭2017は札幌市内の多数のゲストハウスが会場となっていますが、そもそも企画内容からして芸術祭の運営の人間がゲストハウスを見下しているとさえ感じました。

    芸術祭だから何でもアリではなく、参加ゲストハウスの好意あっての芸術祭だという事を、運営は肝に銘じるべきだと思います。

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  16. こういう芸術祭ってWin-Winになることばかりじゃないだろうと思ってたら、案の定こういうことがあるんですね。。
    やっぱりアートって、ただ万人に受けるものじゃなくて、物議をかもす作品もあると思うから、なんだろ、批判を受けて展示を取り下げちゃう美術館、圧力をかけられて掲載できないメディア、がダメなように、このお店には芸術祭に参加する覚悟がなかったんじゃないかな。お得意様の声って。。(><)
    芸術祭のひとたちがまちを見下してて嫌な思いしたのはわかるよ。でもまちのひとたちも、たかがアートって見下してたんじゃない?「わけわかんないことしやがって。金運んでこないんなら来んな」が本音でしょ?
    ま、でもインターネットって、ヤフコメとかみててもおもうけど、自称常識人とか、「ワカモノがハメハズシテタノシクヤッテルのユルセナイ星人」のはけ口だから、そういうひとの相手してて生活がなりたってればそのほうがしあわせだよね。。

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