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【カワイの独り言シリーズ】ゲストハウスとショップカード
昨今はゲストハウスブームというかゲストハウス作るブームというかなんていうか札幌はもちろん全国でたくさんのゲストハウスがオープンしている。ひと昔前は『ゲストハウスってなんなんすか?』だったがいまでは『ゲストハウスっすか?泊まったことないけど聞いたことあるっすよ』っていうくらい一般的な認識度で言えば日本で一定の市民権を得たような気はする。ちょいと前はゲストハウス=泊まるところで当たり前の話で相部屋、個人部屋はさておきベッドや布団がありそこで寝るスタイル。誤解を恐れずにいうと宿場というビジネス体系上『寝るだけ』ということだが、昨今ではゲストハウス内にカフェやバーが併設してあったり温泉があったりネイチャーガイドがいてネイチャー観光の入り口的な感じであったりなどなどただの寝るところから各ゲストハウス毎にカラーや特色ができてきて利用者が自分にあったゲストハウスをチョイスする時代になってきたような気がするっていう話はさして重要な話ではなく別に今回私が言いたいこととは全くの無関係である。ただ前振りとして最近いろんなゲストハウスが増えてきましたよねってことがいいたいだけである。ゲストハウスは宿場という特質上(当たり前っちゃー当たり前だが主に観光地ではあるが)各土地にあるからゲストハウスに行くと違う場所のゲストハウスのショップカードがある、いま泊まっているゲストハウスで次に泊まる地区のゲストハウスのショップカードをみて『次はどこに泊まろっかなー?』と決めるのもゲストハウスに泊まる醍醐味の一つではないだろうか?ではそのゲストハウスにあるショップカードはどのようにしてそのゲストハウスにあるのだろうか?だいたいこの3つの場合が多い
①直接そのゲストハウスのオーナーさんがやってくる
②そのゲストハウスに泊まった人が頼まれて持ってくる
③郵送
他にもあると思うが概ねこの3つのケースだと思う。
①なんてももう光栄だよね、嬉しいの一言に尽きるわざわざうちにご足労願うなんてありがとうです。
②もわざわざありがとう。知り合いの方でもなかなか足を運んでくれるなんてできることでないです。
そして③、①②は距離的にも時間的にもタイミングが難しくだいたいがショップカードがくる方法は③の郵送になる。私が最近思うところがこのショップカードの郵送である。ある日突然やすべえに厚みのある封筒が届く宛名をみるとどこかのゲストハウス様のようだ、中にはそのゲストハウス様のショップカードがある。同業者どうしショップカードを置くことになんの問題もない、しかしここで問題なのは私はそのゲストハウス様とはあったこともないし電話などで話したこともないっていうかそもそも一度も関わり合いがあったことがなく認識がないのだ、さらにそういうゲストハウス様に限って封筒の中には手紙など伝え文など一切なし、それはまるで『送ってやったからお前のゲストハウスに置いとけや!!』って言ってるのと同じだと私は思うのです、よろしければお宅のゲストハウスも送ってくださいねような紙もないマジで自分のところのショップカードがぼーんと入ってるだけの封筒をみたら残念な気持ちになったことこの上なくこれじゃーまるでお役所から街のイベント時に勝手にとどくポスターのようなもんでしょ(役所から貼っとけよ的な感じで勝手に送ってくるあれね、経験ある方もいると思います)ここで断っておきたいのは私は別にショップカードを送るなと言っているのではないのです、これはショップカードを送るショップカードの相互交換とか以前の問題でその送った方の一般的な社会常識っていうかそもそも論で言ってしまうとその方の人としての配慮と気遣いの問題であってお互いを尊敬しあう人としての最低限の礼節が必要であると私は思うのです。別に必ず手紙を入れろ!!とかそういうんじゃなくて先に電話やメールでも『ショップカードを置かせてもらってもよろしいでしょうか?』みたいな一報があるだけでも全然印象は違うよね。いまさら別に私自身ガラじゃないんでゲストハウスの暖かさとかゲストハウスとは各もこうあるべきである!!なんて熱く語るわけじゃないし逆にビシッっと礼儀正しくしなさい!!っていうわけでもないのです。ただ封筒に自分のお店のショップカードをいれるだけあとは配るだけの機会的で作業的なショップカード配りで自分のゲストハウスのよさをわかってもらえるのでしょうか?事前に一報もなく一度もあったことなく話したこともないそもそも関わったこともなく中に概要の説明文や手紙もなくいきなり送ってくるゲストハウス、そういうゲストハウスに限ってホームページをみてみたら『地元人と旅人の繋がりを〜』とか『旅人と旅人から生まれるあらたな価値観〜』とか『ゆったりまったりやってまぁ〜っす』とかなんとかうたっていたりする。ゆったりまったりやってる=そこには礼節や礼儀、マナーがなくてもよいとでも思っているのでしょうか?そういうところに配慮がないゲストハウスが地元と旅人の繋がりなんてできるのでしょうか?私はゆったりまったりしているからこそそこにはある一定の良識やマナー、他人を思いやる気持ちが一番大切であると思います。ショップカードの相互交換とは単にショップカードを置くことではなく『私のお店はこういうお店様たちとお付き合いさせていただいております』という顔だと思います。やすべえからショップカードをみていったお客様は他店様であってもやすべえにいらっしゃってくれたのと同じ思いで紹介しております。そんな大切なお客様を挨拶一つできないお店様に紹介したくないのが本音です。せっかく何かの縁で場所は違えど同じゲストハウス(宿泊業)という同じお仕事をしております、経営的運営的にもそしてなによりも悩み事などの精神的な気持ちの面でお互い共有できる想いは多いと思います、最近ただ封筒にショップカードを入れて送ってくるゲストハウス様が多すぎると若干イラっとしたり、でもその中でもわざわざ手書きで手紙まで書いて送ってくださるゲストハウス様もいて嬉しかったりとなんだか複雑な気持ちで全然自分の心境がまとまっていませんがいま純粋に想っていることを無理にまとめず添削せずに柴田聡子さんの『後悔』を聴きながら書いたカワイでした。
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