やすべえ旅行記 その29 〜変人と恋人って言葉が似ていることに気付いたロンドンの夜〜


 『わっしょい、わっしょい』
 『祭りですか?』
 『いえ、只今やすべえの清掃中のカワイです』

 久しぶりのやすべえ旅行記およそ1ヶ月ぶりくらいですかね?

 旅行とは友達と行くのではなく、友達を作りに行くものだ By シーマン

 今回のやすべえ旅行記はちょいと趣向を変えて私が海外で出会った偉人を紹介したいと思います。
 
 その方と出会ったのは忘れもしない、4年前の冬・・・・いや5年前の夏だったかな?いや夏じゃなくて秋だったような気が・・・・・・・・まぁいつ出会ったかはさておき。
 私がアイルランドでゲストハウスのマネジャーをやっているときにふらっとやってきたのがこいつ ↓↓↓
  この方は説明するとものすごーーく長くなるので端折りますが、鞄職人の方で単身イタリアのフィレンツェに殴り込み本場でもまれにもまれ鞄作りの技術を磨いた筋金入りのドMさんです。旅人の彼はいつも重い鞄作りの道具一式を背負って旅をしていました。
 彼は職人肌で依頼主を見ただけでその人に合う鞄がイメージでき、サイズさえ言ってもらったら最高の鞄を作るという。そんな彼が作った作品の一部がこちら

















 どうですか?どれも一品物で個性に溢れて手縫いに拘る革の鞄職人さんです。
鞄以外にもオーダーすればなんでも作るとのこと例えば、
  小銭入れ。


  ベルト。


  フルート入れ。


  ワインボトルカバー。


 パソコンいれまで作ってました。

 そんな鞄職人の彼はあるとき思ったようです『俺は鞄を作るためにこの世に生まれてきたのか?』とそして彼は鞄が作れなくなってしまったそうです。なんのためにこの地球に生まれてきたのか?を毎日自問自答し、インターネットで調べた『自然農法』という農業に答えを見つけたのでした(自分の生きる意味をインターネットで調べるって・・・・)
 私は彼がその自然農法を海外で修行しているときにアイルランドで出会ったのです。
 彼がアイルランドを去って次はイギリスで農業の修行をするとイギリスに行き、私がヨーロッパを旅しているときにイギリスにより彼に会いに行きました。そのときに彼に連れてかれた場所は


 イギリスの革屋でした。久しぶりの再会なのに革屋巡りをつき合わされました。その時の彼の生き生きとした目はいまだに忘れられません。
 
 はてさて、その後の彼はというと・・・・・・・このイギリスの後インドに行って茶葉を摘んだ後日本に帰ってきて彼は夢である自然農法を彼の地元の鳥取でやっております。しかも自然農法でゴマを育てております。ゴマの国内自給率はわずか0、1%らしくしかもその0、1%のゴマを自然農法で作るという彼らしい挑戦をしております。






 私はこれまでいろいろな人たちと出会ってきましたが、彼以上に熱い男は会ったことがありません。熱過ぎて一緒にいるとたまに火傷します。有言実行即行動を体現し、今やりたいと思ったときが今やるべきということを彼に学びました。
 いつか鳥取に行って彼にまた会いたいです。いきなり会いにいったらきっとゴマった(困った)顔をするでしょう。お後がよろしいようで。

 彼のやっている胡麻のアトリエがこちらです。

 やすべえ旅行記 その30 はいつのことやら・・・・・・



 

 

やすべえラジオ聴きたい人はクリック↓